ゆの香 よもやまばなし

ゆの香の歴史

 

「かんなわ ゆの香」は、鉄輪温泉で50年に渡り「温泉旅館 楽々園」の名で温泉旅館を営んでまいりました。
当宿の旧館は、昭和50年代に建てられた棟で、湯治宿の雰囲気と昭和の香りを今に伝えてくれています。
ノスタルジックを感じる「楽々園」の歴史をのぞいて、昭和の鉄輪温泉へタイムスリップ〜!

昭和30年代のお風呂です。建物の中に砂風呂や岩風呂がありました。
看板に書かれた「ロマンス湯」という名前のお風呂は、カップルのための貸切湯のようなものだったそうです。

当時の楽々園には鬼がいました! 古き良き別府を彷彿とさせる写真です。

先々代です。楽々園の礎を作り上げた人です。

鉄輪温泉といえば「混浴風呂」です。
最近では混浴の施設は見かけなくなりましたが、楽々園は創業当時から
平成18年の夏まで混浴でした。ほのぼのとした良い光景ですね。

昔の楽々園は「借間」スタイルでした。
その頃から、遠くは四国のお客さまもいらっしゃっていたそうです。

当時のパンフレットの原本が残っていました。
印刷もデジタルカメラも無い時代に作られた貴重な資料です。

時代は流れて…
昭和55年ごろの写真です。団体旅行全盛期の頃、宴会場にはお客さまがすし詰め状態!
最盛期の楽々園には、40人以上のメイドさんが働いていました。

そして、左側の写真に注目です!
フェリー乗り場で旗を持って立っているシャツの方が、先代の社長です。
とにかく腰が低く、質素で、「この人が社長? わからなかった!」とよく言われていたそうです。
バブル全盛期でもまったく贅沢せず、朝から晩まで旅館で働いていた方でした。

昭和から令和へ。たくさんのお客さまに愛されつづけるゆの香は、
前身である「楽々園」を愛し支えてきた先代の方々に見守られている気がしますね。


楽々園内にある温泉蒸気の近くでは、バナナが実をつけています。
美味しそうですが、味はイマイチ。昔は、「バナナ温泉」と呼ばれていたそうです。

昭和50年代に建てられた旧館のお部屋は、
湯治のお客様に手軽な値段でご利用いただくために、昔のままの簡素な造りなっております。
そのため、トイレは改修しておりますが、共同となっております。
施設は古くとも「おもてなしの心」を大切にお客様をお迎えしております。
お気づきのことがございましたら何なりとお申し付けください。

湯治の旅人に愛され、団体旅行最盛期にはおおいに賑わった宴会場も、
昭和レトロな雰囲気をそのままに残しております。
ご滞在中はぜひ、ノスタルジックな雰囲気も楽しみながらお過ごしください。

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