お知らせ

何とかなるものです

今日は霧雨が降っています。

先ほど外国からのお客様がチェックアウトされました。

「海地獄」へ行きたいとおっしゃった(と推測される)ので

片言英語とジェスチャーで順路をご案内いたしました。

外国旅行を楽しむ際、現地の言葉がしゃべれるのが

理想でしょうが、なかなかそうもいきませんよね。

もちろん私だって、母国語だって怪しいのに英語なんてムリ。

しかし、国は違えど人間同士なのですから、意思の疎通は

何とかなります。

ふと、こんなことを思い出しました。

7~8年くらい前、静岡の友人Tたちとタイへ行ったときのことです。

タイにはTのお父様が赴任していらっしゃるので、現地では特に

心配することもなく過ごすことが出来たのですが・・・。

お父様が仕事で私達を案内出来ない日があったのです。

その日のお夕飯をどこで食べようかという話になった際

タクシーでホテルまで帰る途中に見かけたお店に行ってみようと

決まりました。

そのお店は、とても大きなロブスターの看板が出ていて目立っていました。

しかし、店名がタイ語で書いてあり、まったく読めません。

※タイの文字って、ウネウネとみみずが這っているような…そういう文字なので

何が書いているのか検討すらつかないという。

さて。

店名がわからないので、タクシーの運転手さんに伝えることが出来ません。

日本なら

「あの、でっかいロブスターの看板のお店に寄ってほしいんだけど。」

「え?どの辺ですか?」

「○○駅から△△ホテルへ行く途中にあるあのお店ですよ。」

「ああ、わかりました。」

的なやり取りが出来ますが、タイですからね。

現地の運転手さんも私達も英語は堪能ではありませんし。

そこで私達は考えた。

「ホテルのフロントスタッフにお店の名前をタイ語で書いてもらおう!

それをタクシーの運転手に見せたらいいんじゃない?」

なかなか素晴らしい案です。

が。

「…ホテルのスタッフに何語でたずねるわけ?」

ああ。

そうだった。

そのホテルはTのお父様が予約してくださったので、グレードも高く

フロントスタッフはきっと英語は話せるでしょうが。

私達が話せない!

しかし、ガイドブックにもそのお店は出ていないのですから

頼みの綱はホテルスタッフのみ。

私達は意を決してフロントへ行きました(笑)

後は、身振り手振りで。

「ビッグロブスターサイン(大きなロブスターの看板と言いたかった)の

レストラン’s ネーム、what?」

てな感じの、英語なんだか良くわからない言語でスタッフへたずねました。

「ロブスター?」

「ビッグロブスター。」


「ロブスターが食べたいのか?(みたいなことを聞かれたと思う)」

「そうそう。で、ビッグロブスターサインのレストラン、ルック。」

※大きなロブスターの看板のレストランを見かけた と伝えたかった(笑)

こんなやり取りを続けた結果、さすがはタイの一流ホテルのスタッフです。

タイ語で、ロブスターレストランの店名を書いてくださいました。

私達は上機嫌で、そのメモを持ってタクシーに乗り、大きなロブスターの看板がある

レストランに無事にたどり着くことが出来たのです。

そのお店は、とても美味しかったので2度嬉しいですね☆

※タイはシーフードがとても美味しいです。

成せば成るですな。