お知らせ

連絡無しでの不泊(No Show)はおやめください。

  • 2021.01.05

昨年末と昨日、キャンセルのご連絡もなく、旅館に来られなかった方が

いました。

業界用語で「No Show(ノーショウ)」といいます。

 

私達は毎日、ご予約のお客さまのために準備をします。

厨房ではお客さまの人数分だけ食材を発注し、仕込みをおこないます。

毎朝のことです。

 

 

そして清掃スタッフは、その日お客さまがお泊りになるお部屋に浴衣やアメニティなどを

セッテイングします。

 

新館2階

 

チェックインの1時間前には、フロントスタッフがお客さまがお泊りになるお部屋の暖房を入れます。

 

そして、配膳スタッフはお夕飯のセッティングをするのです。

 

 

もし、お客さまが何の連絡もなく旅館に来られなかったら…。

・食材は無駄になります

・誰もお泊りにならないお部屋に暖房(冷房)を入れることになります

・スタッフが、もしかしたら過剰人員になるかもしれません

(昨夜はそうでした。このお客さまが来られないことが事前にわかっていたら

スタッフの人員を1人減らしても対応できたのです)

・もしかしたら、このお部屋にお泊りになりたかった人が「お部屋が空いてないなら仕方ない」

とご予約を諦めていた可能性もあります。

 

これらをひっくるめて、旅館の損失が発生します。

 

現在、12月27日から1月11日までのご予約をキャンセルしてもキャンセル料は発生しません。

(GOTOトラベル停止による措置)

もしかして、昨夜来られなかったお客さまも「どうせ今はキャンセル料が発生しないんだから

キャンセルの連絡しなくてもいいんじゃない?」と思われたのかもしれません。

 

それは違うんです。

 

旅館がお客様をお迎えするにあたって発生する費用というものがあります。

お客様が当日の朝でも「今日は行けません。」とご連絡さえくだされば、損失は

最小限に食い止められます。

 

だから、No Showだけは絶対におやめください。

 

皆さまも、もし、ご自宅にお客様がいらっしゃるとして。

その日の朝から、お客様をお迎えする準備をして楽しみに

到着をお待ちしていたにも関わらず、約束の時間を過ぎてもいらっしゃらない。

 

何度お電話をかけてもワンコールで話し中に切り替わる。

携帯のメールやショートメールで連絡しても返信がない。

 

そんな状態で夜がふける。

手つかずのお料理を片付ける…。

 

そんな状況を想像してみてください。

どんなに悲しく切ない気持ちになりますか?

 

女将からの切なるお願いです。