お知らせ

お手紙

桜の花も散り、新芽があちらこちらから芽吹いてまいりました。

庭の植木もちらほらと芽吹いており

「あ。この木枯れてなかった!」

と喜んだりもしている私です。

(リニューアル工事で伐採することになった庭木を、植え替えたため

上手く根付いたか心配だったのです。)

お部屋や旅館ロビーなどに飾っている、ミニ盆栽からも

新芽がにょきにょきと生えています。

生命の力強さを感じるとともに、前向きな気持ちになります。

リニューアルして、5ヶ月になろうとしている当旅館も

新芽の勢いには追いつかないかもしれませんが、少しずつでも

前進していければ良いなあと思っています。

今日は、先日ご宿泊いただいたお客様より、丁寧なお手紙と

私も一緒に写った写真が届きました。

こちらのお客様は、はじめての親孝行旅行だとのことで

お嬢様夫婦と、ご両親が一緒の大所帯でのご来館でした。

とても明るいご家族で、お嬢様ご夫婦とは、夜ラウンジで

いろいろなお話をいたしました。

旅館のお食事で、特に板長特製の「団子汁」がおいしかったと

いうお話や、バッハの「目覚めよと呼ぶ声が聞こえ」という曲が

好きで、結婚式のBGMにも使ったというエピソードなどを

聞かせていただきました。

偶然、私もその曲が大好きなので、盛り上がった記憶があります。

ゆの香のことを、とても気に入っていただけたご様子で

本日届いたお手紙にも、そのことが書いてありました。

・・・・・・・4月は、ゆの香の旧館は、ほぼ満室です。

というのも、楽々園時代からの常連様が次々にご宿泊されるからです。

先代が積み重ねてきた努力が、こうやって次世代にも引き継がれていきます。

私たちも、こうやって一つ一つ積み重ねていって、新館に

リピーターが増えていくように努力をしていかねばならないのだと

十年、二十年来の常連様のお顔を見るたびに、痛感いたします。

昨日から新館に7泊されるお客様がいます。

先月はじめてご来館されたお客様で、特にゆの香のお風呂を

気に入ってくださったとのことでした。

まだまだ至らぬ私ですが、お客様のご期待を裏切らないように

これからも頑張っていきたいと思う次第です。